矯正歯科のワイヤー治療中に覚えておくべきこと

ワイヤー矯正治療中は、いくつかのポイントを意識することでスムーズに進められます。まず、装置の清掃を徹底すること。ワイヤーやブラケットに食べ物が詰まりやすいため、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使って丁寧に磨きましょう。次に、食事の注意。硬い食べ物(ナッツ、せんべい)や粘着性のあるもの(ガム、キャラメル)は装置を壊す原因になるので避けます。痛みや違和感が出る場合、特に調整直後は、柔らかい食事や鎮痛剤(医師の指示に従う)を活用し、様子を見ます。定期的な通院も重要で、通常1〜2か月に一度の調整でワイヤーの締め直しや進行確認を行います。通院を怠ると治療期間が延びる可能性があるため、スケジュール管理を徹底しましょう。また、装置が外れたりワイヤーが刺さったりした場合は、すぐにクリニックに連絡を。口内炎予防にワックスを使うのも有効です。さらに、治療中は歯の移動による一時的な見た目の変化に戸惑うこともありますが、焦らず医師を信頼して進めることが大切です。最後に、口腔衛生を怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まるため、毎日のケアを怠らないこと。これらを守れば、効果的で快適な治療が期待できます。

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